わきがと多汗症の関係性はある?
わきがで困っているという人は、その原因がわきの多汗症だと思っていませんか?実は、多汗症とわきがの関係性はそれほど強くはありません。ですが、両方とも汗がその原因となっているという点が同じなので混同されてしまいがちです。多汗症もわきがもきっちりと対処をするためには、それらの違いをしっかりと把握して対処をすることが大切です。まずは、しっかり対処するためにも、それらの違いを把握しておきましょう。
そもそも汗が出る場所が違う?
多汗症の汗というのは、エクリン腺から出る汗のことです。また特徴としては、さらさらとしたにおいのない汗という特徴があります。またわきがの場合、アポクリン腺から出てくる汗などのことを指します。こちらの汗はにおいの原因となる汗という特徴があり、同じ汗でも出てくる腺によってまったく違うものになってきます。
多汗症にわきがが多いとされるのは?
多汗症の人というのは、エクリン腺から大量の汗をかくことになります。そうするとアポクリン腺から出たにおいのする汗と混じりその汗を広範囲に広めてしまうため、その影響を大きくしてしまうのです。その結果、わきがのにおいを広めてしまうことになります。つまり、直接の関係はないけど、アポクリン腺からの汗をかく量が多い人の場合、結果的にそのわきがの影響が広まってしまうということになります。
わきがと多汗症の直接の関係はありません。しかし、多汗症の汗によってわきがのにおいを増やしてしまうということも事実です。ですので、多汗症の汗を抑えることはわきがのにおいを抑えることになります。多汗症の対策をしっかりすることが、わきがにも多汗症にも両方に良い効果が期待できると言えます。
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